侍ジャパンの新星・坂本慎太郎、甲子園での優勝を誓う二刀流の活躍
関東第一の坂本慎太郎が甲子園での優勝を目指し、二刀流の活躍で注目を集めています。彼の野球への情熱と家族への感謝が込められたストーリー。

坂本慎太郎の二刀流で関東第一が勝利
2025年7月17日、第107回全国高校野球選手権東東京大会3回戦で、関東第一が城西を5-1で下し、4回戦進出を決めました。この試合で注目を集めたのは、坂本慎太郎外野手(3年)です。彼は右越えソロを含む4安打を記録し、投げては9回5安打1失点、11奪三振で完投するという二刀流の大活躍を見せました。
天国への両親への思い
坂本にとって、この試合は特別なものでした。昨年11月に父が急逝し、小4の時に母を亡くした彼は、姉と兄に支えられながら野球を続けてきました。試合後、坂本は「天国の両親に喜んでもらいたい。その一心だった」と語り、野球を通じて家族への感謝を伝えたいと強く思っていることを明かしました。
昨年の悔しさをバネに
昨夏の甲子園では、決勝で京都国際に1-2で惜敗し、準優勝に終わりました。最後の打席で空振り三振に倒れた坂本は、「去年の甲子園では積極的になれなかった」と悔しさを口にしました。しかし、父から「甲子園の決勝でプレーすることは凄いことだ」と励まされ、その言葉を胸に今年の夏に臨んでいます。
U18日本代表候補にも選出
坂本はU18高校日本代表候補にも選ばれており、その実力は全国的に認められています。彼の目標は、甲子園で優勝し、天国の両親にその姿を見せることです。
姉・良子さんの思い
坂本の姉・良子さんは、「慎太郎には野球があって本当によかった。父の葬儀の際、小学校や中学校の時の仲間がたくさん来てくれて…。野球のつながりで慎太郎は支えられているなって。最後の夏なので頑張ってほしい」と語り、弟の活躍を心から応援しています。
坂本慎太郎の恩返しの夏は、まだ始まったばかりです。彼の活躍に今後も注目が集まります。