鍵山優真、豪快イナバウアーで五輪へ向け第一歩 ミラノ・コルティナ五輪への意気込み
鍵山優真が名古屋で行われたみなとアクルス杯で優勝し、ミラノ・コルティナ五輪へ向けて力強いスタートを切った。豪快なイナバウアーを披露し、今後の成長に期待がかかる。

2025年7月21日、名古屋市で行われた「みなとアクルス杯」フィギュアスケート男子フリーで、鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が見事な演技を披露し、優勝を飾りました。鍵山は、イタリアの名作オペラ「トゥーランドット」を初めて演じ、来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ向けての第一歩を踏み出しました。
鍵山の圧倒的な演技
鍵山は、ショートプログラム(SP)に続き、フリーでも181.66点を獲得し、合計277.33点で優勝しました。冒頭の4回転サルコーでは、出来栄え評価(GOE)で4.85点を引き出す完璧なジャンプを決め、続く単発の4回転トーループも成功させました。
豪快なイナバウアー
鍵山は、2006年トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香も使用したナンバーで、豪快なイナバウアーを披露しました。このイナバウアーは、観客を魅了し、会場を沸かせました。
五輪への意気込み
鍵山は、今回の演技について「前半は落ち着いてできたが、後半は一瞬“きつい”と思い、ガタガタ崩れてしまった。まだまだ自信が足りない」と振り返りました。しかし、五輪シーズンに向けて「最終的に五輪の舞台で完成させたい。日々イメージしながら、勝手に鳥肌を立たせて(曲を)聴いている」と意気込みを語りました。
今後の課題
鍵山は、今後の課題として「フリップがなくてもフリー200点に届く構成にしている。今日の失敗はもったいなかった」と語り、猛省を忘れません。五輪シーズンは数多くの試合をこなしながら精度を高めていく方針です。
鍵山優真の今後の活躍に、ぜひご期待ください。