ダルビッシュ、今季ワースト8失点で降板!日米通算204勝への道は険しく
パドレスのダルビッシュ有投手が今季ワーストの8失点で降板。日米通算204勝への道は険しい状況に。

ダルビッシュ、苦い表情で降板
2025年7月24日、セントルイスで行われたパドレス対カージナルスの試合で、パドレスのダルビッシュ有投手(38)が先発登板しました。しかし、4回途中で8安打8失点という今季ワーストの成績で降板し、今季初勝利を手にすることはできませんでした。
試合の流れ
初回、先頭打者ドノバンに右前打を許し、苦い表情を見せたダルビッシュ。2死からコントレラスに左翼線へ適時二塁打を浴び、早々に失点しました。
2回、2死一、二塁のピンチでドノバンに逆転3ランを被弾。その後、ヘレラ、バールソンに連打を浴びて二、三塁のピンチを招き、コントレラスにも3ランを浴び、この回一挙6点を失いました。
3回、ダルビッシュは修正し、ウィンを右直、ウォーカーを空振り三振、パヘスを空振り三振で初めて3者凡退に打ち取りました。
4回、先頭・スコットを四球で歩かせると二盗を許し、1死三塁からヘレラに中前適時打を浴び8失点目。ここでシルト監督が降板を告げ、2番手として左腕・松井裕樹が登板し後続を断りました。
今後の展望
ダルビッシュは現在、日米通算203勝を記録しています。この試合で勝利投手となれば、日米通算204勝で黒田博樹の203勝を抜き、日本投手歴代1位となるはずでしたが、大量失点でその権利を手にすることはできませんでした。
ダルビッシュの現状
ダルビッシュは右肘炎症のため、開幕を負傷者リストで迎え、今月7日のダイヤモンドバックス戦で今季初登板。この日が4試合目の先発マウンドでした。
打線の援護
パドレスの打線は序盤から失点したベテラン右腕を援護。初回にアラエス、メリルの適時打で2点を先制すると、2―7となった3回には先頭・タティスが17号ソロ。アラエスが中前打で続くと、次打者・マチャドも19号2ランを放って、3回までに5得点と反撃しました。
ダルビッシュの今後の課題
ダルビッシュは今季初勝利を目指して次戦に挑みますが、日米通算204勝への道はまだまだ険しい状況です。今後の活躍に期待がかかります。