【大学野球】逆境を乗り越え7連覇達成!大商大・鈴木豪太が2日連続完投でMVP獲得

大商大が関西六大学野球春季リーグ戦で7連覇を達成。鈴木豪太が2日連続完投でMVPに輝き、全日本大学野球選手権出場を決めた。

大商大、7連覇で歴史を更新

関西六大学野球春季リーグ戦の最終節2回戦で、大商大が大経大を6対1で下し、リーグ連続優勝記録を更新する7季連続28度目の優勝を果たしました。この勝利により、大商大は8大会連続15度目の全日本大学野球選手権(6月9~15日・神宮、東京D=報知新聞社後援)出場を決めました。

鈴木豪太、2日連続完投でMVP

プロ注目のサイド右腕・鈴木豪太(4年)が大経大戦で2日連続完投を果たし、最優秀選手賞(MVP)に輝きました。鈴木は試合中、5安打1失点と安定したピッチングを見せ、チームを優勝へと導きました。高瀬義和代行監督(60)は「鈴木で勝ってきたので、最後は鈴木にかけようと。率直にホッとしました」とコメントしました。

逆境を力に変えた大商大

開幕4連勝後、4月21日に冨山陽一監督(60)が道路運送車両法違反容疑で逮捕されるというアクシデントに見舞われました。急きょ、高瀬コーチが代行監督に就くも、直後の龍谷大戦で勝ち点を落とし、自力優勝が消滅する危機に直面しました。しかし、鈴木豪太は「動揺は少なからずあった。ただ、冨山監督がいなくなったから負けたと言われるのはダサいので」と奮起。全員が自覚を持ち、1戦も落とせない中で4連勝と意地を見せました。

全国のマウンドへ

優勝を決めた後、選手たちはマウンドに集まることなく整列しました。鈴木豪は「7連覇は通過点。ここでは集まらずに全国のマウンドに集まろうと話していた」と語り、見据える日本一へ、逆境も力に変えていく決意を示しました。

表彰選手

  • 最優秀選手賞: 鈴木豪太(大商大4年)〈2〉
  • 担当記者クラブ賞: 田村剛平(京産大4年)〈1〉

※円内数字は受賞回数。個人各賞は6月1日に発表予定。

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