早大・伊藤樹と印出太一の感動的同門対決:大学野球の新たな伝説
早稲田大学の伊藤樹と印出太一が同門対決を繰り広げ、大学野球の新たな伝説を刻んだ。日米大学野球選手権に向けた練習試合での熱い戦いをレポート。

早大・伊藤樹と印出太一の感動的同門対決
2025年7月2日、平塚球場で行われた大学日本代表と三菱重工Eastの練習試合で、早稲田大学の伊藤樹と印出太一が同門対決を繰り広げた。この試合は、第45回日米大学野球選手権大会(7月8~13日・エスコン、新潟、神宮)に向けた初の練習試合であり、大学日本代表が14-2で圧勝した。
伊藤樹の快投
先発投手として登板した伊藤樹は、4回を投げて2安打無失点の快投を見せた。最速146キロのストレートと多彩な変化球を駆使し、3三振を奪うなど、その実力を存分に発揮した。伊藤は試合後、「まずはほっとしたというか。代表が全員集まって初めての試合で、始まりからコケるわけにはいかなかったので、いい始まりができたなと思います」と語った。
印出太一との対決
昨年まで早大や大学日本代表の主将と正捕手を務めた印出太一が「4番・一塁」でスタメン出場し、伊藤との強力バッテリー対決が実現した。結果は中飛、中飛と伊藤が2打数ノーヒットに抑えた。伊藤は「やっぱりいいバッターですし、たくさん受けてもらって成長させてもらった方なので、何とか抑えられて良かったなと思います」と感謝の気持ちを述べた。
秋山俊の活躍
仙台育英時代のチームメート、秋山俊外野手(中京大4年)も「7番・右翼」でスタメン出場し、初回には右越えに3ランを放つなど、須江チルドレン同士で躍動した。伊藤は「あれだけ飛ばされたら、こっちも感化されて抑えなきゃいけないなと思っていた。さすがですね」と笑みを浮かべた。
今後の展望
伊藤は「どこの場面でも、自分のできることをしっかり出したい。開幕戦じゃなくても、どこでも抑えるつもりですが、開幕戦で投げるのはなかなかできないこと。可能性があるとするなら、そこにできる限りの準備をして臨みたいなと思います」と意気込みを語った。日米大学野球選手権でのさらなる活躍が期待される。