カルロス・アルカラスがBNLイタリア国際で初優勝、世界1位シナーを撃破しツアー19度目のV達成
カルロス・アルカラスがBNLイタリア国際で初優勝を飾り、世界1位のシナーをストレートで破り、ツアー大会19度目のタイトルを獲得。

アルカラスの快進撃
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は日本時間19日(現地18日)、シングルス決勝が行われ、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第1シードのヤニック・シナー(イタリア)を7-6 (7-5), 6-1のストレートで破り、初優勝を飾るとともに、ツアー大会で19度目のタイトル獲得を果たしました。
決勝戦のハイライト
22歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり2度目。初出場となった2023年は3回戦で敗れていましたが、今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク131位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)、3回戦で同64位のラズロ・ジェレ(セルビア)、4回戦で第23シードのカレン・ハチャノフ、準々決勝で第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)、準決勝で第8シードのロレンツォ・ムセッティ(イタリア)を下し、決勝に駒を進めました。
シナーとの激闘
23歳で世界ランク1位のシナーとのライバル対決となった決勝戦の第1セット、両者ともに質の高いプレーでキープを重ね終盤へ。アルカラスは第12ゲームで相手に2本のセットポイントを握られたがこれをしのぎキープすると、その後のタイブレークを制して先行しました。
第2セットの支配
続く第2セット、アルカラスは第2ゲームでラリー戦を制し先にブレークに成功すると、第4ゲームでもブレークを奪いました。アルカラスはこのリードを最後まで守り切り、優勝を決めました。
タイトル獲得の意義
アルカラスはこれでツアー大会19度目、「ATPマスターズ1000」では7度目のタイトル獲得となりました。一方、敗れたシナーは母国でツアー大会20度目の制覇を狙ったがあと一歩及ばず、準優勝となりました。
今後の展望
アルカラスのこの勝利は、彼のキャリアにおける重要なマイルストーンであり、今後の活躍がさらに期待されます。シナーとの対決は今後も注目されることでしょう。