駿台甲府・横井秀宗選手の一打が反撃の火蓋を切る!全国高校野球山梨大会の熱戦
駿台甲府の横井秀宗選手が六回に中前適時打を放ち、チームの反撃ムードを盛り上げた。甲府工との熱戦を振り返る。

六回に中前適時打を放った駿台甲府の横井秀宗選手
2025年7月18日、第107回全国高校野球選手権山梨大会準々決勝で、駿台甲府は甲府工と対戦した。五回を終わって0―4とリードされていた駿台甲府は、甲府工のエース五島大河投手(3年)に4安打に抑えられていた。
反撃の火蓋を切った一打
六回、6番・横井秀宗選手(3年)が重たい雰囲気を変えた。3番・斉藤睦大選手(3年)の二塁打などで2死一、三塁の好機を作り、横井選手の中前適時打で斉藤選手が生還。1点を返し、相手投手を交代させた。「おっしゃー。降ろしたぞ!」。ベンチは反撃ムードに包まれた。
横井選手の活躍
この日は4打数3安打と活躍した。「2週間で1人1万スイング」を目標に、チーム全体で素振りの練習に力を入れてきた。「成果が出せました」と笑顔を見せた。
甲子園の夢は絶たれたが
反撃は及ばず、甲子園の夢は絶たれた。だが、今大会で成長の跡を残せたことに満足している。2回戦の北杜戦では、2点適時三塁打で勝利に貢献。50メートル6秒ジャストというチーム一の俊足と相まって自分らしいプレーとなった。
監督の評価
但田邦之監督は「大会では強い気持ちが伝わる打撃を見せてくれました」とたたえた。(池田拓哉)