ドモナラズの奇跡:七夕賞勝利15周年記念
ドモナラズが七夕賞で見せた驚異の走りを振り返る。15年前の勝利が今も語り継がれる理由とは。

ドモナラズの軌跡
ドモナラズは、2005年に生まれた競走馬で、父はアフリート、母はアンプルカットという血統を持っています。その個性的な馬名は「どうにもならず、腕白者(丹後弁)」という意味で、その名の通り、デビュー当初はダートで走っていましたが、4歳を迎えて芝に転向し、その後の活躍につながりました。
七夕賞での勝利
2010年の七夕賞では、ドモナラズは11番人気という低評価を覆し、見事に重賞初制覇を果たしました。レースでは、後方からスタートし、前半1000mを61秒0のスローペースで進みました。鞍上の柴田善臣騎手は、3〜4角で外目に持ち出し、直線で大外へと進路を切りました。そこからグイグイと脚を伸ばし、先に抜け出したバトルバニヤン、一緒に脚を伸ばしたアルコセニョーラやサンライズベガとの大接戦を制し、先頭でゴールしました。
名実況とその後
このレースでは、ラジオNIKKEIの舩山陽司アナウンサーによる「どうにかなったドモナラズ!」という名実況も生まれました。その後、ドモナラズは勝利を挙げることができませんでしたが、その馬名とともに、七夕賞で見せた一世一代の走りは、今も多くのファンに語り継がれています。
調教師とオーナーのコンビ
ドモナラズの勝利には、音無秀孝調教師と小田切有一オーナーのコンビも大きく貢献しました。彼らは多くの珍名の活躍馬を送り出し、その中でもドモナラズは特別な存在でした。
今後の期待
ドモナラズの勝利から15年が経ちましたが、その走りは今も多くの競馬ファンに記憶されています。今後も、その名とともに、競馬史に残る走りを語り継いでいきたいものです。