東京世界陸上選手権への切符を懸けた日本選手権開幕!泉谷駿介らが激戦を繰り広げる
2025年東京世界陸上選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が開幕。男子110メートル障害では泉谷駿介らが激戦を展開。

東京世界陸上選手権への切符を懸けた日本選手権開幕
2025年7月4日、東京・国立競技場で陸上の日本選手権が開幕しました。この大会は、2025年東京世界陸上選手権の代表選考会を兼ねており、各選手が世界大会への切符を懸けて激戦を繰り広げています。
男子110メートル障害の激戦
男子110メートル障害では、村竹ラシッド(JAL)と泉谷駿介(住友電工)が注目の的です。両選手はともに13秒04の日本記録を持ち、パリ五輪入賞者限定の内定条件をクリアしています。さらに、阿部竜希(順大)と野本周成(愛媛競技力本部)も参加標準記録を突破しており、激戦必至です。泉谷は走り幅跳びにもエントリーしており、2種目での代表入りを目指しています。
日本記録更新に挑む選手たち
男子200メートルでは、3連覇が懸かる鵜沢飛羽(JAL)が日本記録への挑戦を続けています。鵜沢は5月のアジア選手権を日本歴代4位の20秒12で2連覇し、末続慎吾の持つ日本記録(20秒03)にあと一歩まで迫りました。
女子400メートルでは、フロレス・アリエ(日体大)が17年前に丹野麻美が出した51秒75の日本記録更新に挑みます。アリエは日本国籍取得申請中だった5月に一度、日本記録を上回るタイムで走っています。
停滞感漂う男子100メートル
花形種目である男子100メートルには停滞感が漂っています。世界ランキングで出場圏内につけるのは柳田大輝(東洋大)のみで、現状では参加標準記録突破済みのサニブラウン・ハキーム(東レ)との2人しか出場できません。サニブラウンも今季は不調が続いており、400メートルリレーでのメダル獲得を見据えると、もう一段上の戦いが期待されます。
北口榛花の欠場
パリ五輪女子やり投げ金メダルで既に出場が決まっている北口榛花(JAL)は、右肘のけがのため欠場します。
この大会は、各選手が世界大会への切符を懸けて激戦を繰り広げる、まさに陸上競技の頂上決戦です。